『 三木
音楽療法 ピッコロ 』
三木特別支援学校 音楽室
4月2日 (日) の午後
三木特別支援学校の音楽室にて『 三木
音楽療法 ピッコロ 』が開催されました
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今回も個性いっぱいの元気な子どもたちが集まって、“
音楽室療法” のセッションを受講させていただきました
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「子どもの音楽療法について」
梶田美奈子(日本音楽療法学会認定療法士)
音楽療法とは、「音楽の持つ生理的、心理的、社会的働きを用いて、心身の障害の回復、機能の維持改善、生活の質の向上、行動の変容に向けて音楽を意図的、計画的に使用すること〜日本音楽療法学会定義より」と定義されています。その定義は、世界中の国々によって異なりまた、音楽療法のアプローチもさまざまです。
音楽療法が日本に導入されたのが1960年代でそれから約50年。最近では音楽療法という言葉はずいぶんと私たちの身近になりました。音楽療法の対象となるのは、子供から高齢者までのあらゆる世代の人々です。
《ミュージックスペース・ピッコロ》は、特別なニーズを持つ子どものたちのために、1999年の夏から名谷南会館で音楽療法を行っています。また、神戸市西区保健部の「パンダクラブ」において2003年より定期的に就学前の発達に遅れのある子供たちの音楽療法を担当しています。
ピッコロでは《子どものグループ音楽療法》を行っていきます。発達の援助としての音楽は、ある時は気づきを促す刺激であったり、何らかの動作に対する良い手応えであったり、他者とのコミュニケーション手段として、子どもの身近に存在します。音楽療法家(士)は、音楽を使って子ども自らが成長しようとする力の核=Music Child(=障害の有無によらず誰もが持っている音楽の力)に働きかけ、自由な表現やコミュニケーション能力の向上など心身の成長の援助を行います。また、グループで行うことは相互交流を深め、意味のある余暇活動を提供することができると考えています。
ピッコロの先生は、音楽療法士、小学校教員経験者、特別支援学校教員経験者、リトミック講師、声楽家、などいずれも各分野において経験豊富な先生がスタッフとして一緒に活動します。